【第三百七話】
例えば頭皮だって硬い、ということはそもそもこっているからだというように考えてしまうとすればなるほど、と思えたりするかもしれません。 血流が不足しがちということだって、それならマッサージをすれば良くなるに決まっているのだから、頻繁にマッサージを施してやれば “鬼に金棒だ!” という思いが生じるのもよく分かります。一旦このような結論が自分の中で、 ストン、とそれこそ腑に落ちるような、納得感が生じると、あとは簡単。 それまでいわゆる自分がマッサージとしてみなしていた一切の手法。 例えば押す、とか もむ、とか つまむ とか 叩く、こするとかの様々な手技、方法がすべて頭皮にも全面解禁され、『マッサージ』として施されるようになっていったのではないでしょうか。