【第百四十九話】
界面活性剤の害について、その有害性を強調する人が多い。細胞膜へのダメージなど 聞くに値する理論だとは思うが、私達が石鹸を使い始めてからもうすでに長い期間が 経過しています。
毎日洗顔をしない人、身体を石鹸で洗わない人は殆どいないだろう。 確かにアレルギーの症状を訴える人は多くなってはいるが、これが界面活性剤の原因にのみ特定するべきではない。とは誰もが思うだろう。シャンプーだって同様ではないか。と私は思う。傷に対して界面活性剤が良くないのは誰もが経験的に知っている。だが、無傷の肌に対しては勿論のこと、多少の傷位なら「有毒性」といっても声高に言いたてるほど人間の側の抵抗力だって無力ではないのだと思う。要はしっかりすすいでよく落とせば有害性よりも、清潔さという有益さを得るメリットの方が大きい(優れている)。と私は思っています。