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【第五十一話】
職業柄、人に会うことどうしても無意識のうちに目が 頭の方に行ってしまうことが多いようです。 自分でも、さすがに「これはいけない!」と思うのですが、 特に不特定多数の人が多く集まっている場における自分の 習性になってしまっているようです。 特に、頭皮がこれからいよいよ危なくなってくるなと、 思われる人などは遠目でも分かり、知らぬ間につい凝視して いたものと見え、その方と目が合ってしまって、気まずい思いを したことも、再三ではありません。 「何かしてあげたい!」という心の叫びが つい出てしまうのでしょうね。 もし・・・ 私だったら・・・何とかしてあげられるのではないか。 という思いが、沸々とこみ上げてくる感が常にあるのです。