【第二百十三話】
これが頭皮の中の組織。その中の世界だとすると動いたり、流動したりするものの最小の単位は、赤血球、リンパ球や細胞などの大きさとなりますから、やはり単位としてはミクロン。大きさにして1/100~1/1000となり、極小の世界です。 ですから、もし頭皮の中で様々な動きや流れを感じとっているこの私の手、この指が蟻のような大きさのものに出会ったりすると、もう大変です。まるで巨大怪獣ゴジラに突如触れたかのようなとてつもない衝撃を受けるのです。