ohbascalpronのblog

2021年02月

【第二百六十一話】
頭皮に触れたぐらいでそんなことまでわかるのですか? と聞く人が居ますが、“もちろん分かります”と即座に私は答えます。 頭皮は脳に近いため、人が何らかの「変化」に直面した時、身体や心が意識しなくても、それがその時の本人にとって大きなインパクトを与えたものであった場合、その中に明らかな「痕跡」を残すことが多いものなのです。それは大きな気候変動や大地震などが、 樹木の年輪や地層の中にその跡を刻みつけるとよく似ています。

【第二百六十話】
何回に分けて連載します。 施術をしていて感じるのですが、今、人々の身体も心も ものすごく疲れているということです。極度の休息不足とでもいうのでしょうか。“過労”といえます。心も身体も休めていないのです。黄色信号、赤に近い。と 思います。頭皮のケアという仕事を始めてからもう20年も経ちましたが、ここまで皆が殆ど同時に“過労”という状態に陥ったことは無かったと思います。昨年来、“コロナ疲れ”という言葉がよく使われましたが、そんな生易しいものではない、より根深いものです。

【第二百五十九話】
つまり厚みを伴っていなければ動いても余り関係ないのです。尤も薄いとか厚いとか云われても、普通は分かりにくいです。興味のある人は是非立ち寄ってみて、薄い、厚い、というのを触感で体感してみて下さい。
 スコープで見ると、薄くて柔らかい人の油紙が、ペラペラ動くように見える様子が わかります。

【第二百五十八話】
何故?と訊いてくる人が居ます。そういう人、大抵、柔いというのをただ動く、ということと同じだと思っているのです。動けば確かに柔いと思いがちですが、頭皮の表面だけがペラペラと動いても、余り関係無いのです。薄っぺらい皮フの部分が動いたところで、毛の根元というのは大体皮フ表面から4m~6mくらい下に潜ったところにあるので、そのあたりより下が柔わらかく動くことが大切なのです。

【第二百五十七話】
硬さがなくなり柔らかくなれば、組織も驚くほどよみがえり、若々しくなる。血流が回復するからだ。だから頭皮や、それにつながる組織を柔らかくしていく。そしてそれを保つ。ということをないがしろにしたら、どれほどの薬効があったとしても余り大きな効果は期待できない。当然のことだと思うのだがね。

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